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“ヒュッゲ”の時間に、あたたかいコーヒーを

デンマークはドイツやルクセンブルグ、フィンランドに次ぐとも言われる世界有数のコーヒー消費国です。国民一人当たり1日3-4杯も飲む計算になりますが、特に冬は寒く、朝いつまでも暗い中、しっかり起きるためにもよく飲まれる習慣ができたとも言われています。もちろん、“ヒュッゲ”の時間に甘いデニッシュペストリーやケーキと一緒に、コーヒーは欠かせない存在です。

たくさん飲むだけでなく、バリスタのワールドチャンピオンを輩出する国としても知られるようになったデンマーク。そのコーヒーの最大の特徴は、単一の種類の豆を使い、浅煎りで豆の香りを生かすことです。良質な豆が手に入りやすかったため、豆をブレンドしたり深煎りにするよりは、酸味がわずかに抑えられる程度で焙煎をやめ、華やかな香りを生かすコーヒーが主流となったとも言われています。

ブルーベリーの味わいと花の香りがすると言われるデンマークのコーヒー。ある時コペンハーゲンで、ワールドチャンピオンのバリスタの店を探してたどり着けず、歩き疲れて入ったコーヒースタンドがそんな香りに満たされていました。両手でつつんだカップの温もりが忘れられません。一杯のコーヒーが幸せをもたらしてくれたこと、誰の記憶にもある光景ではないでしょうか。

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